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【閃空輝光】3章09

3章:刻まれる紋章、二人が行く道。 9


「大気を凍えさせたるは、清浄なる白き氷結の調べ! フリージングミスト(凍り行く霧)!」

 キラキラと輝いて、凍てつく霧が広がっていく。
 その小さな小さな霧の一粒は、全て氷だ。
 私が燃やした身体を、急激に冷やせばどうなるか。
 言わなくても分かる。
 いくら頑丈な土とはいえ、ヒビが入り脆くなってしまう。

 グオォォォン!
 
 アースデーモンが叫ぶ。
 かなりのダメージを与えたようだ。
 続けて呪文が完成する。

「出(いずる)陽より、灼熱の業火よ集え! プロミネンス・イグニション(紅炎・引火せよ)!」

 言葉にあるように、これは太陽を主とする炎系の上級魔法。
 範囲は狭いが、その分、威力は凝縮されている。
 天から熱が落ち、イラプション(炎の噴火)のように地面から灼熱の炎が噴出し、飲み込む。
 本当ならもっと上の魔法を放ちたい所だが、今ならこれで十分だろう。
 身体のヒビが、更に広がる。
 ボロボロと崩れていくのは、その部分が完全に脆くなった証。
 次にレイの水系魔法が決まれば、

「氷結の御手が放つ、切り裂く凍れる白き刃! アイシクルスライサー(氷柱の切断するもの)!」

 ガアァァァァッ!

 勝利である。


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