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【閃空輝光】2章01

2章:新たな出会い、二人の戸惑い。 1



 森を抜けると、空は晴れ渡っていた。
 入る時も晴れ。抜ける時も晴れ。
 時間的にはそんなに経っていないように錯覚してしまう。
 が、実はまる一日過ぎていた。
 きっと、反動は大きい。
 お腹が空いたり、眠かったり。
 大きく伸びをする。
 三秒で眠れそうだ。

「……で、アンタの後ろのソレは何?」

「ポチ」

 にっこりと、さらりと言った。
 本気で、蹴り倒したい。
 人が殺意を覚える瞬間って、こういう時なのだろう。

「じゃ、なくて! 何で時の森の案内役がついて来てるのかって!」

「何でって……何か寂しそうな顔で俺を見るから、来るかと聞いたら来た」

「〜〜〜〜っ。つまりは、契約しちゃったワケね」

 深いため息を吐く。
 精霊と約束を交わしたり、誓いを立てた時点で、契約は交わされる。
 知らずにやったとは言え、彼が約束などを果たすまでは続いて行くのだ。
 あとは、その精霊が存在できなくなるまで。
 はっきり言おう。
 契約する精霊は、攻撃や防御など、特化した能力のある上位クラスにした方が懸命だ。
 案内役であるこの精霊に、特別な力は見られない。
 きっと、接近戦のみしかできない。


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