更新日程(仮)

月〜木曜日 【閃空輝光
土曜日 【真紅の絆】か【この青い、世界の下で。
     または短編、あるいはお休み。
金曜日 【キミとの、最後の思い出。】(改稿版)。
   記事タイトルは【L your M】で表記します。
日曜日 詩 or お休み。(予定)

その他、連載または連作物は不定期に、土曜日に更新予定。

20080701

  1. 2008/07/01 【閃空輝光】3章05

【閃空輝光】3章05

3章:刻まれる紋章、二人が行く道。 5


 と、一通りの状況説明を聞き終え。
 私は、この依頼は受けなければならないと、率直に思った。
 一つ、まるで無限に出現する魔物。
 それは最初にこの町に辿り着いた時に遭遇した、緊急事態の仕事。
 あれはゴーレムが元凶だった。ただ、出現させている原理はよく分からない。
 一つ、アースデーモンが出現した。
 これはセイル村にシーデーモンが現れた状況に似ている。
 そして何より、黒いローブの人の目撃情報。
 恐らく、全ての事態の元凶なのかもしれない。
 この大陸で、一体何が起こっているのか。
 魔王復活に、何か関係があるのか。
 確かめなければ、ならない。

「しかし、この依頼をシングルマスター様お一人にさせる訳には」

「それなら心配ないわよ。旅の連れが二人。うち、クラスAが一人居るしね」

「いや、それでも」

「それでも、私は下手なワーカーと組むよりは、多少気心の知れている連れがいいワケ」

「……分かりました。出来る限り早く、増援を送ります。それまで、よろしくお願い致します」

「オッケー」

 言いつつ、増援は期待できないなと、胸の内で呟く。
 このギルドの現状では無理もない。
 頼みますと頭を下げる所長に背を向け、ドアを開けた。
 実に、良いタイミングだ。
 私たちって、以心伝心ができるんじゃないかってくらい。
 目の前にその旅の連れ、クラスAのアルスフィルとレイが居た。

「――黒ローブの人が目撃されたって」

「俺も聞いた。だからここへ来たんだ」

「ボクも。今この事態で、図書館には行けなくてね。事態を何とかしないと見られないって」

「じゃ、オッケー?」

「ボクは」

「ああ。おっけーだ」

 三人同時に頷く。
 事態は急を要するけど。
 何より、黒ローブを見つけなければならない。
 手遅れに、なる前に。


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