ボクが紡ぐ10のお題

  1. 2008/09/21 7.確かな繋がりへ
  2. 2007/11/23 6.心が満ちていき
  3. 2007/11/08 5.光に似た言葉は
  4. 2007/10/24 4.手探りで見つけた
  5. 2007/10/02 3.孤独に耐えながら
  6. 2007/09/24 2.凍えそうな身体で
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7.確かな繋がりへ



 真っ白な世界で、キミの名前を紡ぐ。
 散らばっている光が、カタチに変わる。

 足跡は確かに、ボクの後ろに残って。
 いつか、誰かが辿るキセキになるなら。
 こんなにも嬉しいことはないんだ。

 目指して歩く。

 この一歩が、キミへ繋がっている気がする。

 だから、信じて歩く。
 
「ボクは……ここに居るよ。ここで、キミを思いながら、歩いているよ」

 想いを紡ぎ。
 足跡が残る。
 光がカタチになって。


 今、確かな繋がりになった。


 もうすぐ、キミに逢える。
 そんな気がした。


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※去年11月以来の更新です;

6.心が満ちていき


 温かな気持ちは、心を満たしていく。

 キミの名前を思い出し、キミの名前を呼ぶ。
 世界が白に埋め尽くされる前、最後に呟いたその言葉。
 ボクの大切な言葉は、これから先に何があっても大丈夫だった。

 どうして忘れたのだろう。

 どうして独りなのだろう。

 今もその答えは見つからないけど。
 ボクは前を向こうと思う。
 キミを思い出し、キミの名前を呼んで。
 前を向いて。
 凍えそうな身体で、孤独に耐えながら。
 まだまだ手探りな状態で、やっと見つけた小さな光を抱き。
 歩いて行く。
 真っ白な世界を、キミを想いながら。

 白が、降る。
 全てを優しく、悲しく包んでいく。
 ボクは、満たしていく温かさを抱きしめる。

「…キミは、ここに在るんだね…」

 キミを想う温もりに、ボクの心が満ちていき。
 ボクは、強くなれた気がした。
 凍えず、孤独でも、歩いていけるほどに…。



5.光に似た言葉は

「これを、何て言うんだろう…」

 それは、とても温かくて。
 それは、とても優しくて。

 記憶にあるのに、それが出てこない。

 それは、とても綺麗で。
 それは、とても輝いていて。

 キミと同じだった。

 真っ白な世界の白とは違う。
 温かくて優しくて、綺麗で輝いている白。

「…そっか。それは…」

 それは、光だ。
 キミは、ボクの光。
 光のキミは、全てを包み込んでくれる。
 同じなんだ。

 光に似た言葉は、キミの存在という名前。



4.手探りで見つけた


 何かを見つけたくて、何かを探す。
 それはまるで、手探りのよう。
 孤独を埋めたくて、白い世界をもがいて行く。
 どこまでも、どこまでも。
 真っ白な世界の、真っ白な地面の下は、やっぱり真っ白だけど。
 まだ先があると知ってしまったから、止まらなかった。

「…また、積もった」

 白が、降り積もる。
 まるで、ボクの行動を遮るかのように。
 それでも探していく。
 もうすぐ、何かが見つかりそうで、見つけられそうで。
 両手を思いっきり使って、探っていくんだ。
 たとえ凍って動かなくなっても。
 今、この全身に走った衝動は止めてはいけない。
 ボクはただ、必死に探った。

「……あった」

 探って、もがいて。
 どこまでも真っ白な地面の底の底。
 見えた色は懐かしくて、涙が溢れた。

「凄く、温かいよ…」

 とても小さくて、触れれば壊れてしまうモノ。
 ボクと同じく、この世界で生きる存在。

 手探りで見つけた、母なる大地と、そこに芽吹いた命。



3.孤独に耐えながら


 孤独に耐えながら、孤独を思う。
 人はいつか、孤独になる。
 それが早いか、遅いかの違いであって。
 今、ボクが孤独なのは、その時だからなのだと。

「だからボクは、孤独なんだ…」

 きっと、これからも続いていく。
 名前も呼べない誰かに出会うまで。
 それまでボクは、耐え続けられるだろうか。
 白い世界と、凍えそうな身体と、孤独に。
 腕のずっと下に生まれた温もりだけで…。

「…あ、あれ?」

 ポツリと、何かが落ちた。
 白い世界に、小さな小さな窪み。
 すぐに溶け込んでしまったけれど。
 ボクは、それが何なのか知っていた。

「…どうしてボクは、泣いているんだろう」

 寂しくても、怖くても、泣くことはなかったのに。
 どうしてボクは、泣いているのだろう。
 心に尋ねても、答えは出なかった。
 ボクの心は、ボクにしか分からないはずだ。
 そのボク自身が分からないというなら、誰が答えを出してくれるのか。

 何もかも分からなくて、泣き続けた。
 孤独に耐えながら、ずっと…。



2.凍えそうな身体で


 凍えそうな身体を、凍えそうな腕で抱きしめる。
 寒くて、寂しくて。
 悲しくて、怖くて。
 震えて、凍えて行く。

「…大丈夫…大丈夫なんだ……」

 そう言わないと、心まで凍えてしまうから。
 身体が凍えて行こうとも、心だけは守るんだ。
 寒くて、寂しいけど。
 悲しくて、怖いけど。
 大丈夫。
 きっと、大丈夫だから…。
 吹き荒れるこの世界がやがて晴れたなら、光が見えるはずだ。
 希望を信じるボクは、自分の身体を抱きしめる。
 冷たくて、震えは止まらないけど。
 こんな凍えそうな世界にでも、温もりはあった。
 神経を研ぎ澄まさなければ分からないほど、小さな小さな温もりだけど。
 確かに、ここにある。
 この腕の、ずっと下に。

「…大丈夫…大丈夫だよ…」

 まだ、温かさを感じられる。
 まだ、全てが凍えていない。

 ねぇ…誰か。
 この世界は真っ白で、こんなにも凍えてしまうんだ。
 それでもここには、温もりがある。
 小さな、とても小さなもの。
 呼びたくても呼べない誰か。

 消えてしまうその前に、ボクを見つけて下さい…。

 凍えそうな身体で、希望を信じて。
 ただそれだけを願った。



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